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LAST!シンガポール国立大学留学物語⑤

こんにちは!

無事に先月シンガポールから帰国しました。やっと日本の生活にも慣れてきたので最後にシンガポール国立大学についての情報を最後に書きたいと思います!

 

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①School of Computing の授業は最高!!

私がシンガポールでほとんどの授業はこのSchool of Computing学部のものでした。授業はそれぞれレクチャーとチュートリアルとラボの三種類。簡単にそれぞれを説明するとレクチャーは日本の大学といわゆる講義のこと。チュートリアルは事前に課題が出ていてそれの答え合わせ。ラボも同じように課題が出ますがもうちょっと技術的な問題が出ます。授業によっては週に合計で6時間も一つの科目で大学に行かなければいけないこともありました汗それにプラスして自分で課題を解く時間などを確保するのでとても時間がかかります。

それぞれの科目は課題をこなすこと、試験をこなすこと、成績を取ることは本当に大変です。でも課題はただ難しいだけでなくその範囲の中でも理解しにくいところを厳選して問題にしてあったりと先生の愛情を感じました。愛の鞭ですかね(笑)それだけやったのでsemesterが終わる頃には疲れもたまっていましたが学問を修めたという実感がとてもあります。

またラボについては先生も一人で課題を終えて欲しいと思ってはいなくて、友達同士での協力することを前提としています。勉強が大変だと一人でこもりそうになりますが、その中で人と協力する大切さもちゃんと教えるそんな大学です。ですが実際はSNSで答えを聞き合う感じだったので最初の授業で友達を作らなかった科目は苦労しました(笑)それゆえ、中間や期末試験以外はみんな成績を普通にやっていれば取れるので成績の差は試験で一番ついていると思います。特に期末試験はとても難しい。実際、平均点が100点中60点のものもありました。

 

シンガポールの研究室(というか研究所)は最高!!

今回私はsemester2の間は授業に加えてシンガポール大学内の研究所でインターンをさせてもらいました。国立大学の研究所なのでとてもお金がある研究所でした。しかし私のようなシンガポールネイティブでない人がインターンをした場合には給料を払ってはいけないルールになってるそうで無給でした。でもお金以上に本当にいろいろなことを教えてくれました。一番良かったことは利益を出すことを3割ぐらいしか考えてないこと。普通の研究所だったら流石に5割は超えてると思います。そうでないとつぶれる。もしくは他の事業で黒字になっている。(Googleとかまさにその例)この研究所で利益を考えすぎなくていいのはシンガポール大学に対して国がお金をかけているからでしょう。一緒に働いていた上司の人も「研究所では人の幸せを作り出すための研究ができるから楽しいんだ、利益追及は僕は好きではない。」と言っていました。

さらに働き方もとても自由。昼休憩は2時間ぐらいある。さらに出勤は遅い人は11時ぐらいなのに18時半には誰もいなくなる。みんな自分のタスクはこなしているが無駄に働くことは絶対にない。私が最後の日にはわざわざ研究チームの人を集めてお別れパーティーを勤務時間内にやってくれるなど本当に働く環境が最高でした。働く時間とプライベートの時間の区別ははっきりしているように感じました。

私はそんな研究室が本当に大好きになり、また戻ってきたいと思います。いつになるかはわかりませんが(笑)

 

シンガポールは全てが最高!!

本当に本当に書ききれないぐらいシンガポールはいい国でした。授業や研究室を見ると日本と全然違いますがたくさん日本っぽいこともあります。もちろん食事はアジアなので似ているし、日本食もたくさんあります。値段は安いものから高いものまでありますが。そしてシンガポール人も中国人もアジア人なので出身国が違くてもどこか過ごしやすく感じることも多かったです。街は近代化していて清潔で、でも街の中に緑もある。シンガポールの欠点をあげるとすれば国の面積が東京都しかないので国内旅行で飛行機に乗ってどこかに行くことができないことぐらいでしょうか。その分アジア近隣諸国に気軽に旅行を安くできるのであまり問題ではありませんが。

 

 

この約1年間本当に楽しかったです!大変なこともゼロではありませんがそれでもポジティブな感情の方が多かったです。

このブログでたくさんシンガポールについて紹介してきたので前の記事を読んでいない人は良かったら読んでみてください!:)

しばらくは日本においていっていたたくさんのやらなければいけないことを消化しつつリケジョを目指していきます!

 

 

 

 

P.S

今週の一冊は「IoTの基本・仕組み・重要事項が全部わかる教科書

八子 知礼 (著), 杉山 恒司 (著), 竹之下 航洋 (著), 松浦 真弓 (著), 土本 寛子 (著)

IoTってなにっていう人におすすめ。IoTについての説明から実際にどのようにデータを集めて分析するのかなどIoTに関する一連のことが載っているのでとても読みやすかったです。分厚いですが文字は大きいのでさっと読めると思います!