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シンガポール国立大学留学物語③

今年も残るところあと3日になりました!シンガポールは今でも30度近いのでクリスマスどころか年末さえも感じさせてくれません笑

留学も気が付けばもう5ヶ月が経ちました。その中で何を感じているのかについて書きたいと思います。

 

①アジア2位のシンガポール国立大学

なんでこの大学はアジア有数の大学となったのかについて考えながらこの5ヶ月を私は過ごしていました。あくまで私の個人的な意見ですがその一つとしてこの国の教育システムにあると思います。小学校卒業時の試験に始まり、数多くの全国共通試験を超えた先にシンガポール国立大学への入学があります。小さい頃から習慣的に勉強をこなして来ている人しかいないからこそ、大学に入学しても日本では信じられないぐらいの勉強量をこなしています。全員がそのように勉強するからこそ大学の期末試験は日本とは内容が違いました。私の受けた試験は理系なので論述ではないのですが、授業で扱っていないがスライドには小さく載っている部分もテストに大問として出題されます。そのようなかなり細かい点まで勉強するそれが現地生。シンガポール国立大学を支えるのはこの質の高い現地生にあることを強く感じました。

 

もちろん先生の質にもこだわっていますが、それだけではなく学生の質も日本よりもとても高いことを感じました。

 

 

②日本に住むこと。シンガポールに住むこと。

シンガポールに住んで5ヶ月。最初は日本よりマイナスなことばかりに目が行き辛いこともたくさんありました。国も文化も言語も違うので日本と同じ生活ができないのは当たり前。確かに食事は日本の方が100倍私は好きだし、日本の方が住んでる年月も長いので過ごしやすかった。

そんな中私が最近思うことは母国以外で挑戦をする面白さ。日本に住んでいると私はいつでも自分の学歴や住んでる場所に行動範囲を狭められている部分が大きかった。シンガポールにいる私は「シンガポールにいる日本人」。もちろんシンガポール人でないからこそ大変なこともあります。それでも日本にいるよりも自分ができることのチャンスの大きさを感じます。シンガポールの場合国の大きさが小さいので端から端までも車があれば1時間で何処へでも行くことができます。さらにシンガポール国立大学という日本よりも優秀な大学で研究をすることができたりと日本では経験できないチャンスがコロコロ転がっています。先が見えないだから面白いそんな環境がここにはあります。そしてシンガポールは日本や中国よりも外国人を受け入れるそういう文化がまた過ごしやすいのだと思います。

私は現地人よりもコミュニケーションが劣っているとは思います。それでもシンガポール人に負けないことはNative Japaneseであるということや経済学部ながらコンピューターサイエンスを勉強していることなど。そういう自分にしかないことを持って入ればたとえ地球上のどこにいても対等に戦っていけるそんな気がしました。

 

③自分を取り巻く人々

日本にいるとき自分が思っているよりも自分に考え方が似ている人だったり、考えが似ている人としか生活をしていなかったことを強く感じました。留学を通して日本人だけでも様々な地域から来る人に会って、世界からも様々な人種の人が集まります。その中で感じることはたくさんありました。面白いと同時に大変なこともたくさんあります。でもそれは自分がずっと日本に住んでいたらなかなか感じることのできない感情ばかりでした。自分のcomfort zoneから出ることは簡単ではありません。それを簡単にさせてくれる一つの方法として留学とか世界に出て行くことはいい方法だなと思います。日本から離れるからこそ日本で大切にしていかなきゃいけない人にも気付く事が出来ました。

さあこれからあと半年。

 

P.S

今週の一冊は「多変量解析入門――線形から非線形へ」小西 貞則(著)

多変量解析の入門。有名なPRMLを読む前にいい準備になりそうな気がした。少し難しいがかなりためになった気がする。