ド文系がリケジョを目指すおはなし

日々の記録とモチベとシェア

研究室物語②

こんにちは!シンガポールは今日も暑くて暑くてしょうがない日々が続いています。

そんな中、日本では卒業シーズンと時の流れを感じました。

 

さて私は研究室でのインターンも1ヶ月半が過ぎてしまいました。本当に様々なことを教えてくれるそんな環境です。

 

そもそも海外で働いた経験もないので知らないことが多くてなかなかに面白くて辛くて最高です!

 

①人について

今日は私の尊敬しているプロジェクトリーダーが出産のためにプロジェクトから一旦離れる日でした。プロジェクトリーダーを見ているとどれだけ女性が働きながら生きていくことが大変なのかを日々感じます。どんなに働きやすい環境になったとは言え、長いライフステージの中では避けて通れない道と自分がやりたい道と掛け合わせて生きていかなくてはいけません。それでも人には限界はないんだと本当に思いました。なかなか女性で博士まで取って、さらに研究を続けていきながら、家庭を持って、頑張り続けることは簡単なことだとは思いません。それはそのような人がたくさんいるわけではないことが証明しています。それが正解なわけでも偉いわけでもないけれど、いろいろな人生を自分の目で見ることは大切だなと思いました。それが尊敬できる道だとしても反面教師になるとしても自分にとっての一回きりの人生においてプラスになることは間違いありません。

これからもいろんな人との出会いを大切にしていこうと改めて感じさせてくれ、何よりも尊敬できる人を増やすことができたことが本当に大きな収穫でした:)

 

②プロジェクトについて

今までやっていた高齢者の運動促進のための実験とそのデータの解析に加えて、最近は他の人体系のアプリケーション作成に関連して人が測ることのできない長さを測ることのできる部分から予測する案件とそのデータからさらに分析をするようなことをしています。あまりデータ分析のインターンやゼミでの活動の中ではスモールデータを扱っていなかったのでそれなりにうまくいかないこともあり、もっと数学の勉強をしなくてはと日々思い知らされます。いろいろなデータを扱う経験はとてもいい経験になるのでいろいろなところでそういう機会を掴んでいくことはとても大切だなと感じます。

この研究室では誰も教えてはくれません。自分からこういうことが知りたいというのがはっきりとしていて、その専門家がいれば、その人に聞けばもちろん教えてはくれます。しかし、受け身では何も得ることも何も成果を出すこともできません。本当に実力主義だなと感じます。いかに自分がこういうことなら私に任せてくださいっていうオーラを出して、伝えて、初めて仕事をもらえて、それで成果を出せれば次に繋がる。ある意味下っ端のはずの私が雑用を一切することもなく、好きなことをできているのはとても嬉しいです。いかに自分の武器を一個でも持つか、それが海外で生きていくのには大切なんだと思い知らされました。

 

交換留学の中で研究室に入ってみようとする人はまだそんなに多くはないのではないかと思います。しかし、これはまた新たなコミュニティにも入ることができ、海外で働くことのいい入門になり、人脈もできていいことしかありません。留学は勉強や遊ぶことも大事ですが研究室に入るという道も加えてもらえたらなと強く思います!

 

 

P.S

今週の一冊はお休みして今日はデータ構造とアルゴリズムの初心者のための勉強にオススメのサイトを紹介したいと思います。

visualgo.net

これはシンガポール大学の教授が作成したサイトで授業でも課題でも小テストでも使われています。実際にプログラムが走る様子を可視化してくれているのでとてもわかりやすいです。